top of page

私は天然素材を主な媒体として、天然染色、顔料作り、樹皮布作り、織物、刺繍、手漉き紙作りを行っています。

私の芸術活動は、「ものづくり」のプロセスを真摯に捉えています。それは、環境や素材を探し、集め、磨くといった、精力的な身体活動を伴うプロセスです。制作労働は私の作品にとって非常に重要な要素です。自然、人、場所、記憶、文化の絡み合いというテーマに興味を持っています。

私の活動と関心について 私は「地元の植物」と「地元の出来事・物語」をどのように組み合わせるかに興味を持っています。特に、過去と現在の時間軸を反転させ、経過した時間を繋ぎ合わせ、過去、現在、未来の様々な可能性を理解することに重点を置いています。 例えば、現在進行中のプロジェクト「Strike Trilogy」では、3つの異なる時空背景におけるストライキというテーマが取り上げられています。 私は肉体労働を出発点として、街から山を登り「The Radical Road」(ストライキの物語の一つが舞台)を完成させ、地元の土を採取し、それを持ち帰って粉砕し、油絵の具に仕上げました。この一連の作業を通して、3つの物語を対話へと昇華させました。 もう一つのプロジェクト「時空を越える異種種:カンデリア」は、イギリス人植物収集家のオールドハム・リチャードが「台湾在来のカンデリア」を採集するために台湾を訪れた物語です。しかし、現在の台湾に生息するカンデリアは、在来種が絶滅した後に再導入された外来種です。 「台湾原産のカンデリア」の標本は現在、英国王立植物園キューガーデンに保管されています。また、リチャード・オールダムが船で台湾へ渡った際に経験した荒波や、目に映る台湾の様子を綴った直筆の手紙も発見しました。これらは非常に貴重で興味深い歴史資料です。そこで、現在台湾に生息する「外来種」のカンデリアのつぼみを集め、絵の具にしたものと、キューガーデンが保管している台湾「原産種」のカンデリアを描きました。こうして時空を織り交ぜ、植物、人、場所を織り交ぜました。

一緒にお仕事をしたい、あるいは具体的なプロジェクトを提案したいという方は、どうぞお気軽にご連絡ください。メールアドレス:info@sherrywang.co.uk

教育

台湾国立東華大学、美術学修士

視覚芸術教育大学院

グループ展

2022年「台湾芸術祭エディンバラ」、エディンバラ、イギリス

2021年 「Mipaliw Land Art」、与昌美術館、NTUA、板橋、台湾

2020年「Profiltration—花蓮若手アーティストエンパワーメント展」Good Underground Art Gallery(花蓮、台湾)

2020年「2020 Ghost in the City特別展」、アポロ11号月着陸船展示会場、台湾・基隆

2019年「アウト・オブ・ザ・ブルー・アビーマウント・スタジオ25周年」、アウト・オブ・ザ・ブルー・ドリル・ホール、エディンバラ、イギリス

個展

2020 「人間を飼いならす:王詩庭個展」Zhengbin Art、基隆、台湾

2019年「潮流の間 -シェリー・ワン展」、エディンバラ市議会、エディンバラ、イギリス

2019年「Imagined Communities -Sherry Wang Solo Exhibition」The &Gallery(ポップアップエディンバラ)、エディンバラ、イギリス

プロジェクト

2024 アートウォーク ポーティフェスティバル

2024 Soil Life プロジェクト - @Lauriston Farm

アートレジデンシー

2025 コーブパーク

2021 Mipaliw Land Art 芸術再生/物質実験、豊浜郷、花蓮、台湾

2021 竹カーテンスタジオ、竹囲、新北市、台湾

2020年「芸術創造と環境教育」、新北市立双渓高級中学、台湾、双渓

bottom of page